一昨年の年末から昨年の年初の期間で、ハード交換に伴い OS を CentOS 8に更新しましたが、悲しいことに構築作業中にCnet OSプロジェクトの終了が発表されました。その後、移行先のディストリビューションなどが多々出てきましたが、このサイトはRHELへ移行することにしました。
Red Hatの救済措置として”Red Hat Developer Subscription”は無料かつ16システムまで利用可能とのことなので、利用することにしました。また、設定を維持したまま移行できるパスがあるのが一番の理由となりました。
作業は本日(2022.02.11)に行いましたので、CentOS のサポートは終了済みで以前のPKG更新などは行えませんでしたが、手順に従い行うことでトラブルなく移行できました。
- 万が一に備えてシステムディスクと設定・データ関連をバックアップしました。
- Red Hat Customer Portal のアカウント作成後に、Developer Subscription を取得
(順に作成・アクセス、メールアドレス存在確認等でSubscriptionを取得できました) - Convert2RHEL に従い作業することで無事更新できました。
「第2章 RHEL 変換の準備」を実施
「第3章 RHEL システムへの変換」は以下のコマンドで実行しました。
# convert2rhel –username username –password password –pool pool_ID
username: Red Hat Customer Portal のアカウント名
password: Red Hat Customer Portal のパスワード
pool_ID: Subscription Number クリック後に表示される Master Pools の16進番号 - 動作確認や各種リポジトリの確認等を行い完了です。
CentOSで利用していた PowerTools リポジトリは codeready-builder みたいです。デフォルトで有効なので、dnf reinstall hoge でインストール リポジトリをきれいにしました。